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teamTENT. 小堀祥仁氏を研究員に迎え、コミュニティナーシングの空間実装研究を推進

1億総相互扶助社会の実現を目指す、株式会社CNC(本社:島根県雲南市、代表取締役:矢田明子、以下「CNC」)は、新たにteamTENT.小堀祥仁氏を研究員として迎え入れました。小堀氏らは、建築とコミュニティナーシングの融合を図り、空間実装研究を通じて事業の質の向上と地域展開の可能性を追求します。

■コミュニティナーシングの空間実装研究

CNCは、teamTENT.小堀祥仁氏を研究員に迎え、空間が人々の心理や行動にどのように影響を与えるかをコミュニティナーシングの空間実装研究としてスタートいたします。島根県雲南市で展開する「地域おせっかい会議」などを通じてコミュニティナーシングが発露されやすい空間とそうでない空間を分析し、事業として提供したいコミュニティナーシングの質の再現性を高め、他地域・新規開拓地域での展開可能性を探ります。

 

将来的に、新規実装地域としてのコミュニティナーシングの拠点選定の際に、町の文脈を考慮し、地域の歴史や地勢、人々の思いから大事な物件を活用し、共助的課題解決や課題創発に寄与することを期待しています。

 

研究員に就任した小堀祥仁氏は、株式会社大林組での経験を経て、任意団体teamTENT.の共同主宰としての活動へと発展し、島根県雲南市で2010年から積極的に関係人口の形成に携わり、地域に根ざしたものづくりを通じて、場と人へのアプローチを重視したプロジェクトを重ねてきました。現在は島根県雲南市で起業型地域おこし協力隊Seedに着任しています。

 

また、CNCの拠点では、元々人が集う古民家を利用することで、地域の文脈に即した空間づくり、愛着や居心地の良さといった心理的価値を空間に吹き込み、それを実現するためのプロセスをteamTENT.のみなさんと協働してきました。

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みんなのお家:森の水族館(2020年)

コロナ禍で地域の夏祭りなどが中止になった夏の終わりに、子ども達が楽しめる自主的な企画が立ち上がりました。夏休みの金魚すくいからイメージを膨らませ、「人は密にならずに、魚は密に!」という合言葉のもと、里の古民家で手作りの水族館を作ることに。teamTENT.のみなさんがコンセプトメイクやプロジェクト実現に向けた課題整理など、企画のプロセスに伴走しました。

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室山のお家:地域まるごと子育て縁(2021年)

周囲の山そのものが出雲の神話に根差し、地域の人たちにとって大切にされてきた『室山地区の「食の杜」を中心とした里山』をフィールドに、暮らし・教育・コミュニティ・環境・歴史とが一体となり、環境そのものが子ども達の成長の空間となる雲南らしい取り組みです。

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古城のお家:「坂根」の再生プロジェクト(2023年〜)

島根県雲南市古城地区の里山を地域の方々と共に現代に引き継ぐプロジェクト。かつて古城の邸宅の家族が生業としてきた博労(ばくろう)と呼ばれる牛の貸借りを行ってきた歴史を紐解きながら、この土地ならではの活用のあり方を企画しています。2023年秋にはこの場所の再生を始めることを地域の方々にお披露目する会「夢牛祭」を開催しました。

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坂根のてだすけショートムービー「再生」

■研究員 小堀 祥仁(こぼり よしひと)

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小堀 祥仁(こぼり よしひと)プロフィール

株式会社CNC 研究員/teamTENT.共同主宰/一級建築士

 

1987年 埼玉県さいたま市生まれ

2012年 早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻修了

2012年 株式会社大林組入社

2018年〜 任意団体teamTENT.共同主宰

2024年〜 島根県雲南市起業型地域おこし協力隊Seed着任

研究員就任にあたってのコメント

私たちteamTENT.は建築をベースにしながら、「ものづくりを通じて、クリエイティブな人と場所を育てる」をテーマに、プレイスメイキングの活動を実践しています。
 

コミュニティナーシングは人を起点にした事業ですが、空間は人の心理や行動に大きな影響を与える要素です。人が癒され、自信を得て、つながり、何かを共創することも、その背景にどういった場があるかによって、結果が変わることがあるのではないでしょうか。

 

また、街中の建物や道あるいは山林は私たちの日々の暮らしを包むものとして当たり前に存在しますが、そこにも人々が暮らしの中で見出した知恵や先人たちが託したメッセージが埋め込まれています。

 

コミュニティーナーシングの推進する「おせっかい」がしやすい空間とはどんな特質があるのか?そうした場を誰もが実現できるようにする為には、何を読み取り、どういったプロセスが必要なのか?そうした問いをCNCの実践の中で共に探求していきたいと考えています。
 

■執行役員 山元圭太からのコメント

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「どうすれば1億総相互扶助社会を実現できるだろう?」への答えを本気で探究し続けるために、多分野の専門家と共同研究・実装をする研究員制度をはじめました。その第一号が小堀さんです。「コミュニティナーシングの空間実装」というテーマはとても可能性を秘めていて、私たちが現場で事業や活動をする中で、人のコミュニティナーシングをより良く引き出す場とそうでない場があることは感じていました。それを検証し、理論化し、意識的に再現可能な形になることは間違いなくそのコミュニティにとっての希望ある場づくりに貢献すると思っています。どのような発見が生まれてくるか、楽しみにお待ちください。


■コミュニティナーシングの実装

私たちCNCは、 日本各地で、そして国外で、すでに始まりつつあるこの大きな変化に向けて、私たち自身の在り方を進化させていきます。

そして、ともに互いの進化を楽しみ、ともに世界の進化を起こしていく仲間を募集しています。


 

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